お経を読むとなぜ霊は成仏するのですか?
いつもご覧いただきありがとうございます。
仏教では
お亡くなりになった方へお経をお唱えしますね。
お経には
仏様の教えが説かれています。
亡き人の悔しさや、
悲しみ、
不安などを除き、
安らかになられるための教えです。
読経することでお釈迦様のお心が故人へ届き、
お釈迦様と同じように仏となってゆかれるのです。
また、故人のためにお坊さんに拝んでもらう法要を
『追善供養』(ついぜんくよう)
といいます。
追善供養は家族が故人にかわって善行を積み、
それによって得られた功徳を
あの世へと振り向けるものです。
追善供養は大切な方との縁をたしかめ、
より安らかな世界へと故人をお送りする大切な儀といえます。
変わり続けるこの世にあって
尊いご縁をいただきました。
大切なのは悲しみではなく感謝です。
法要中、
一緒に過ごした日々を思い出して、
手を合わせて祈るご家族のすがたをご覧になっておられます。
心から念ずればきっと故人に思いが届くはずです。
その心を受けて故人は仏様の心をいただかれ成仏されるのです。