戒名について

 

戒名は故人様はもとより、ご家族の方とも向き合って考案したいと考えております。

 

戒名は本来、出家してお坊さんになった証としての名前で、

洗礼名(クリスチャンネーム)と同じように生前にもらうのが元々のあり方ですが、

 

亡くなられてから頂かれる戒名は、

故人の生前のお人柄、趣味や功績などを含めた文字の構成が大切になると思いますのでよろしければお聞かせください。

 

【成人男性】

○○○○信士(しんじ)

○○○○居士(こじ)

○○院○○○○居士(いん・こじ)

 

【成人女性】

○○○○信女(しんにょ)

○○○○大姉(だいし)

○○院○○○○大姉(いん・だいし)

 

※上記以外の位号の場合もあります

 

【子供様の戒名】

○○水子(中絶,流産,死産など)
○○嬰子・○○嬰女(0~1歳)
○○孩子・○○孩女(2~4歳)
○○童子・○○童女(5~15歳)

 

お名前の1文字

戒名にはお名前の一文字をお入れすることが多いです。

戒名をお受け取りになると今までの故人の呼び名とは違うお名前に変わってしまわれるわけですが、

戒名にお名前の文字が入っていることで、よりその名に対しての親しみが増して、

故人様の戒名としてご納得頂けるのではないかと思います。

 

それに仏壇の中に位牌がたくさんあると、どの位牌がどなたのものなのかが分かりにくくなってしまいます。

俗名の一字が戒名に刻まれているとことでどなたの戒名なのか一目でお分かりになると思います。

 

名前がひらがなやカタカナの場合

生前のお名前がひらがなやカタカナの方は、当て字を利用する場合があります。

お名前と同じ読み方の漢字をお名前の文字の代わりとしてお入れします。

 

例えば、戸籍上のお名前が「はなこ」様なら「花」という字のように。

 

当て字を望まない方には、お名前の字の代わりとして施主様などが故人を彷彿とさせる文字、

一番入れてあげたいと思われる文字などを事前に伺い、その1字を戒名にお入れするようにしています。

 

そのほか、仏教の経典や大自然を表す文字などを組み合わせて戒名をお作りいたします。

 

戒名授与証

戒名授与証は手書きし、戒名の文字の上に三宝印という朱印を押印します。

そして戒名の意味を文章化した用紙を添えてご自宅などへ郵送いたします。

 

お墓への彫刻、位牌の作成、法要に間に合わせたいなどお急ぎの場合は、取り急ぎ戒名のみをお伝えすることも出来ます。